こんにちは。ぼっちバリスタです。
前回の記事で「UVライトでコーヒー生豆をハンドピックが楽になるかも!」という記事を書きました。
理論フェーズというか調査フェーズは終了。ここからは実際にUVライトを買って試してみます。
今回は普段使っている生豆の中から7種類をピックアップしてUVライトを当てたりしたいと思います。
UVライトをAmazonで買ってみた!
UVライトには色々種類がありますが、あまり強力すぎると眼球への負担がすごそうなので高くない適当なやつを探しました。
結果・・・
Amazonで1800円のUVライトをポチ!!
Amaszonで見つけた このUVライト を選びました。懐中電灯タイプと悩みましたが、長い棒状の方が照射範囲が広く、ハンドピックに向いていると思ったのでこちらを選択。(ライト詳細は最後にリンク貼ります)
・・・ぶっちゃけもっと探せば安いものも見つかりそうですがほぼ脊髄反射的にポチってしまったので他と比較はほぼしていないです。妻には「赤ちゃんが床や壁におしっこ漏らした際の拭き損じを見つけるのに使えることをアッピールしつつ、稟議申請を通しました。
その翌日・・・
なんとライト二本入りでした。(東京なので欲しい人いたらDMください。取りに来てくれれば差し上げます)
ケーブルをライトに差し込み、USBの充電ポートに刺すことで使えます。
このライトのケーブルはUSB端子での給電でした。僕は家に余っていたUSBモバイルバッテリを接続することでコンセントの位置に縛られずにUVライトで生豆チェックできるようになりました。
とりあえずUVライトが動くか試してみよう
早速ライトが光るかをやってみました。
あこれ、目がやばい。直接見ないように簡易的なサングラスもポチりました。なんとなく毎日とか毎週この光を見てたらやばい気がする。
スイッチのON/OFFが逆w
あとから気づいたのですがこのUVライト、スイッチのON/OFFが逆だわw
そいえばAmazonで買ったUVライト、スイッチのOn/Offが逆になってることにさっき気がついたw 二つとも同じだったのでこのロットの人はみんな逆になってる奴だ pic.twitter.com/9DA1wpnnMD
— ぼっちバリスタ (@botti_bs) 2021年7月20日
見た目も安いっぽいし高級感は期待していないのと使用上問題ないから気にならないかな。二本とも逆だったのでロットごと逆になっているのかも?レビューが近々荒れる予感が・・・
UVライトでコーヒー生豆をチェックしてみた
問題なく動作したのでUVライトで生豆をチェックしていきましょう。
持っている豆いくつかでチェックしてみました。
Twitterでは豆の精製方法によって光り方が変わるという話もあったので色々な豆で試してみます。
欠点豆をUVライトで見てみた
まずは一番わかりやすい豆から。そう。欠点豆!!
今までハンドピックして弾いた欠点豆をまとめているので見てみましょう。
UVライトで見てみると・・・
うわって声出ちゃうくらい光りまくってます。深海魚のキレイなやつみたい。
気づいたのは写真の通りカビに関しては反応しますが「発酵豆・黒豆・欠陥豆・貝殻豆」は反応していないように見えます。見えるよね?
とはいえ、カビとか古い豆はコレで確実に反応することがわかりました。「UVライトはハンドピックに役立つ」は間違い無いと思います。
では他の豆も見ていきましょう。
タンザニア/ンゴロンゴロAA++
生豆本舗さんの人気ナンバーワン商品。「タンザニア/ンゴロンゴロAA++」。精選方式はフリーウォッシュド(Fully Washed)。
UVライトで見てみると・・・
ブラジル/エスプレッソレディーをUVライトで見てみる
ブラジルのエスプレッソレディーというブレンド。精選方法はナチュラル式。
UVライトで見てみると・・・・
優等生ですね。全然欠点豆がない。実際この豆、目視でも欠点豆が少なかったのです。
ブラジル キリマンジャロ
キリマンジャロという名前が有名だったので買ってみた。意味はまだよくわかっていない。精選方法はフリーウォッシュド(Fully Washed)。
ハンドピックしていなかったのですがチョコちょこ白く光っているので見つけやすいと感じましたね。
コスタリカ/セントタラスをUVライトでチェック
コスタリカにあるセントタラスの豆。精選方法はウォッシュド。
UVライトでチェックするとこんな感じ。
セントタラスは欠点豆少なめ?
マンデリン G1アイス
夏なのでアイスコーヒー用に買ってみました。精選方式はスマトラ式。
UVライトで確認すると驚きました。
全体的に白くてUVライトでうすーく半分くらいの豆が反応してしまっています。
実はこの豆、ハンドピックの段階で欠陥豆が1/3くらいを締めており、「この地域の豆はどれもこんな感じなのかな?」と不安になって1/10だけ欠陥扱いでその他はそのまま残したんです。
それを表すように、真っ白…アイスコーヒー用だから古い豆でも大丈夫やろ!ってこと?それとも白く光っても気にしなくてよいの?むしろ白く光ったほうがアイスコーヒーでは美味しいのでは??(混乱)
150円/100gなのでしゃあなしなのかな・・・。
デカフェ豆もUVチェックしてみた
デカフェのコーヒーも面白そうだったので注文していたのでチェックしてみました。メキシコのカフェインレスです。
精選方式はウォッシュドですが、その後にスイスウォーターフォール式カフェインレス処理されています。
UVライトでチェックすると・・・
あれ、デカフェは光反応しないですね。明らかに欠品豆が含まれているようにみえても反応していないので、加工の段階で有機物は死んでしまっているのかしら?
デカフェについてはUVライトでのピックは難しそうです。
結論として、UVライトはハンドピックに利用可能。ただしデメリットも感じた
上のとおりデカフェ以外の生豆であれば多かれ少なかれ、UVライトで欠点豆を見つけることができました。モチロンUVライトに反応しない欠点豆もあるのでUVライトだけで完結しないですが、UVライトを使うことでハンドピック作業が効率的になると思います。
僕なら以下順番でやりますね。
- UVライトで欠点豆を弾く
- 目視で普通のハンドピック
UVで素早く欠点豆を弾くことでハンドピックにかける時間をへらすことができます。
UVライトのデメリットも感じた
正直、UVライトを使うデメリットもあると感じました。
1. 目が疲れる
UVライトが長時間照射されている中でハンドピックするのきっついです。目が疲れますし暗いところでの作業なので目が悪くなりそう。
2. 結局ハンドピックするならUVライトいらなくね?
Youtubeを見てると素早くハンドピックしている人が沢山いる。ハンドピック練度を高めることでスピードアップするのも日々の楽しみかもしれない。そう考えるとわざわざUVライトを片手に持ってハンドピックする方が遅い、まであると思います。
3. コーヒーの味に影響がでるかも?
前回の記事でも書きましたが、生豆に紫外線を浴びせることで味への変化がないのかどうかはちょっと気になります。
4. 雰囲気ぶち壊してる気がする
コーヒーってアナログでプリミティブな作業や工程が結構あり、それが魅力でもあると思うんです(伝われ)
そんな中で「UVライト」ってなんていうか雰囲気ぶち壊しというか、カフェの照明にオフィスで使う蛍光灯を使う的なアレ。僕は気にしない方ですが少しそういうのを感じました。
とはいえ、1kgの生豆を真顔でハンドピックするならUVライトで楽したいなって思いますね←
まとめ
コーヒー豆のハンドピックにUVライトを使ったらどんな感じになるのかを記事にしました。
個人的に驚いたのは想像以上に欠点豆をUVライトがしっかり検知してくれること。そして、カフェインレスの豆が光らない事には驚きました。僕が今まで感でピックしていた豆の殆どがライトに反応したので安心しましたね。
1800円を安いととるか高いと取るかは人それぞれですが、1800円でズルできるなら僕は買い、だと思います。何より子供やペットのおしっこも検知できるしね!!!
こんな感じ。