こんにちは。ぼっちバリスタです。
僕は板橋区に住んでいるのですが、夜に何気なく上板橋を歩いていたらコーヒー豆が焙煎されている良い香りに気が付きました。
・・・匂いを追ってたどり着いたのが「上板橋珈琲焙煎所」。残念ながらその日は既に閉店後だったので翌日にリベンジしてきたのです。
この店はただの焙煎所ではなく、タイトルの通り「カフェとしてコーヒーを楽しんでいる間に持ち帰り用のコーヒー豆を焙煎してもらえる場所」でした。
上板橋珈琲焙煎所に行ってきた
「上板橋珈琲焙煎所 To stand roastery coffee bar」は東武東上線の上板橋駅にできたカフェ兼珈琲焙煎所です。駅から歩いて5分程度。
営業時間はWebサイト ?をみてもよくわからず、SNSの投稿をみて11:00からオープンしていることがわかりました。
周辺のお店は閉店していたり謎の店があって面白い。
その日は日曜日で、オープンが11:00だったので11:15頃にお店に行ってみると大盛況!
賑わっていましたがギリギリ店内に入ることが出来ました。
上板橋珈琲焙煎所はその場で焙煎してくれるシステム
店内はほぼ満席。「何気なく来たけどめちゃくちゃ人気な有名店だったのかな?」と思いつつコーヒー豆を注文することに。
僕「すみません。エスプレッソ向けにオススメのコーヒー豆をお願いします」
(僕はエスプレッソが好きなのでエスプレッソ向けのコーヒー豆が無いか、いつも探しているのです。)
店員さん「すみません。エスプレッソでテストをしていないのでオススメできる豆は置いていないのです。。」
僕「そうでしたか!(慣れてる)」
過去に他の焙煎所でもエスプレッソ用の豆のおススメを聞いたことがありますがまずエスプレッソ用の豆は置かれていないのでそういうものなのだと思います。でもなんとなく適当に「これなら深煎りでいいんじゃないっすか?」って勧められるよりも、「エスプレッソで美味しいかはテストしてない」って言ってくれる方が誠実な対応だなって。
・・・せっかくなので普通にコーヒー豆を購入することにしました。
ここで驚いたことが。
店員さん「これから焙煎するので1つに付き15分くらいかかりますが大丈夫ですか?」
僕「え」
・・・
なんと事前に焙煎された豆を買うのではなく、この場で焙煎してくれるスタイルでした。
カフェ雑誌とかで豆や焙煎度をその場で指定して焙煎してくれるお店を読んだことがありますが、上板橋にもそういうことが出来るお店がやってきた!
とはいえ、僕は焙煎された豆をその場でさっと買って帰る予定でしたのでちょっと予定が狂ってしまう。
しかもお店が大盛況なのに店員さんは一人。めちゃくちゃ忙しそうだったので多分1時間くらいかかるかなぁと思い、店内でコーヒーを飲みながら待つことにしました。コーヒーと椅子とスマホがあれば無限に待つことが出来るのです。
コーヒーはハンドドリップのみ
コーヒーは一杯一杯丁寧にスケールを使ってのハンドドリップ。ちょうどカウンターに座ることが出来たのでじっくりとハンドドリップのプロの業を見ることが出来ます。
あまりカフェには来ないのとフィルターコーヒーはほぼ知識が無い僕ですが、メニューを見ると豆の種類が多くてこだわりを感じます。
僕はインドネシアのマンデリンを注文。理由はツイッターでも良くフォロワーさんが飲んでいるイメージがあったので()
お店が混雑していたのでちょっと待ちましたが、出てきたのは抽出したての美味しいコーヒー。まろやかでスッキリしてて飲み終わったあとの香りがスッとしててすごかったです(語彙力)
僕は普段エスプレッソやアメリカーノのほうが好きですが、こういう洗礼されたドリップコーヒーはやっぱり格別ですわ。美味しくて味わいつつもすぐに飲み終わってしまった。
コーヒーを飲みながら自分の焙煎豆の出来上がりを見れる
美味しいコーヒーを楽しみつつ、店員さんが「これから焙煎開始します」と声を掛けていただきました。
今回はグアテマラ 「ピーベリー」と「ゲイシャ」をそれぞれ100gずつ注文。エスプレッソで使うことを伝えつつドリップコーヒー向けにピーベリーは中深煎り、ゲイシャはおすすめの浅煎りでお願いしました。
実は僕、ちょっと前にピーベリーの生豆を自家焙煎用に購入してて、ちょうど数日前に焙煎していたのです。自家焙煎は未だに何が正解なのかが全くわからないのでこれを期に家にあるピーベリーくんと比較してみようかなと。これについてはまた記事を書くつもりです。
ゲイシャはコーヒーアカウントを作ってから本当によく聞く品種で、ちゃんと調べたことがないのですがちょっとレア?なのかお値段高めで人気の豆だったはず。お店で飲んだことがなかったのでエスプレッソで飲んだら美味しいかな。と思い注文してみました。普通はドリップコーヒーで楽しむのだから完全に邪道ですが、ドリップコーヒーで美味しい豆ならエスプレッソはもっと美味しくなるんじゃないかなって()
そういえば。100gあたりの値段でしたがこれは焙煎前と後どっちなんだろう。前だったら深煎りだと80gくらいかな。
追記:後日「価格は生豆時のものなので焙煎後は深煎りで80g、浅煎りで90g程度の重量になる」とのことでした!
そんな事を考えていると店員さんが焙煎機に生豆を入れて焙煎開始!!
焙煎機はイギリスはFracino社「ROASTILINO」というマシン。お値段ごじゅうろくまんえん。一回で200g焙煎できるみたいですが冷却時間含めて10分。何より見た目がカッコいいし魅せるデザインですよね。いいな。ほしいです()
焙煎特有の香りが店内に広がります。
「今僕の豆が焙煎されているのかぁ」と思うとなんとも言えない嬉しい気分になります。
結局焙煎自体は30分かからずに2つ完了。早い。
気になったことは、焙煎したての豆って炭酸ガスが沢山含まれているのでドリップコーヒーでも泡がすごくなるのでは?ってこと。「焙煎後数日から一週間待ったころが飲み頃」と本で読んだことがありましたが特にそういう説明は受けなかったので別にすべての豆がそうではないのかな?
エスプレッソだと二週間くらい待ったほうが良い、みたいな話もあるのでとりあえずは一週間待ってから試してみるつもりです。楽しみ!!
店員さんがすごくフレンドリーで話しやすかった
お客さんの波が一段落してようやく店員さん(オーナーさん?)とお話する機会が。
自分も自家焙煎をやってることやエスプレッソを練習していることを話したり、実はコーヒーに詳しい人とリアルに会話したのはこれが初めてだったのでちょっとうれしかった。
オーナーさんは物腰も柔らかく、見るからに優しそう。ぜひこの店が末永く続いてほしいなぁと思わせる方でした。
そして最後に、先日まではこっそりオープンしていたがこの日がグランドオープン初日だった事がわかりました。それは混雑しているはずだわ。
何も知らず偶然オープン前夜にこのお店を見つけるのもなにかの縁かなぁと思わずには居られないほど、色々印象に残るカフェ兼焙煎所でした〜。
上板橋焙煎所。豆だけ買うつもりだったけどその場で焙煎してくれるシステムだった。カフェで珈琲いただきながら自分の豆が焙煎されるの見てるの楽しかった pic.twitter.com/zRObqRt7xN
— ぼっちバリスタ (@botti_bs) 2022年2月13日
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平日は混雑していないとのことで、平日にまたお邪魔してみるつもりです。
こんな感じ。