ラテはエスプレッソで出来ている

コーヒーやエスプレッソにまつわるブログ

人生初のハンドプレスエスプレッソマシン「Flair Pro2」を使ってみた

こんにちは。

おしゃれなハンドプレスタイプのエスプレッソマシン、「Flair Espresso Pro2」が届いたのでどんな感じかをご紹介。

なおこれが初めて購入したエスプレッソマシンです。

「Flair Espressoってなに?」「なんでFlairを選んだの?」「ほかの選択肢は?」みたいなことは以下記事で沢山書きましたので読んでみてください。

lattespresso.com

楽しみだーー!

初心者がFlair Espresso Pro2を使ってみた

僕は妻の分も入れることを考えてダブルショット(約56ml)作れる Flair Pro2(フレア・プロ2) を選びました。

・・・実はこの商品については記事を書かないつもりでした。というのも、Flair Espresso自体は去年日本に上陸してて、すでに多くのカフェ系インフルエンサーさんが商品提供を受けつつがっつり紹介してるから。

でも、商品が届いたら質感が良くてつい写真を沢山撮影してしまい、結局書くことにしたんです。書きたくなったので書く!!

Flairはどこで買えばよい?

Flair Espressはもともとアメリカのクラウドファンディングで作られた商品です。なのでアメリカだと100ドルくらい安いです。アメリカのAmazon.comではPro2が20201年6月時点で309ドル。日本円で3.5万円くらい。がAmazon.comからの送料で5000円ほど払うことになるのでほぼ4万円となります。

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Amazon.comのスクショ

日本で正規代理店から買っても4.2万円なので金額は誤差。

日本代理店から買えば保証もちゃんと尽くし日本語サポートしてくれるしで、結果僕はFlair Espresso Japanの公式ページから購入しました。

Flair Pro2開封の儀

金曜日の夜に注文して届いたのは火曜日でした。

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段ボールを開けるとこんなケースが!
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開けるとこんな感じで全部入っています

なんでケースに入っているかというと、これ電源不要でエスプレッソが楽しめるので持ち運びを想定しているんですね。このまま持ち運べる。

アウトドアやっている人なんかだと良いかもですが僕は家でしか使う予定がないのでケースは段ボールと一緒におねんねしてもらうこととします。

手書き風メッセージがうれしい!

まずは書類関連から。

英語版マニュアルと日本語マニュアル、あと保証番号が書かれている保証書、Line@やインスタグラムの公式アカウントの宣伝チラシ、そして「極上のエスプレッソをお召し上がりいただくために」という手書き(風?)の手紙が同梱されていました。

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ドキュメント関連

個人的にこの部分がうれしかった。

Flairを買ったけどエスプレッソをうまくいれられるか不安だったのですが何かあったら相談できるという安心感よかった。手紙には美味しく入れるコツが書かれていました。

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手紙風ななにか

”「商品を販売してから」がお客様とのお付き合いの始まりと考えております”っていいですね~

まるでバイク?!Flairのパーツがそれだけでかっこいい

ケースからすべてのパーツを出してみた。

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Flair Pro2のパーツ一覧

バイクエンジンパーツみたいなやつもありますね。かっこいい!

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エンジンのシリンダーに見えるこれ
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エンジンのピストンみたいでかっこいい
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エスプレッソを入れるときに使う圧力ゲージも付属してる

これが嫌いな男の子はいないのです(断言)

Flair Pro2を組み立ててみる

組み立て自体は超簡単。アウトドアで使えるようドライバーなど不要で組み立てられます。僕は組み立てっぱなしで家で使う前提なので付属のねじで固定しちゃいますが、ねじ止めしなくてもよいみたいです。

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この部分を・・・
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この穴に接続して裏からねじ止めするだけ
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ガチャン
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裏には滑り止めが6個所ついてる

ねじは付属の6角レンチで締めるだけ。

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最後にステンレストレーをセット

ベース部分はこれでOK。

Flair Espresso Pro2でエスプレッソ抽出にチャレンジ!

ここからは今後エスプレッソを抽出する時に毎回行う手順です。詳しくは動画を見ていただくとして、ざっくり流れを紹介しますね。

今回は初めてだったので以下条件で抽出してみました。

  • コーヒー豆の種類:ブラジル ニブラをシティローストで焙煎。エージングは1週間ほど。
  • コーヒー粉:コーヒーミル「ボダム BISTRO」の一番目が細かい挽目で20.0g
  • お湯の温度:98度
20gの理由はFlair Pro2のマニュアルに「最初は1杯あたり粉は20gで始めると良い」と書かれていたためです。

エスプレッソ用にコーヒー豆を挽く

エスプレッソ専用グラインダーがないのでボダムBISTROのグラインダーの一番細かい挽き目でやってみました。

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ボダムBISTROで挽いたコーヒー豆

メッシュは結構そろってるけど・・・これでだめなら諦めてエスプレッソ用のグラインダー買うほかない感じ。

粉をポルタフィルターに詰めていく

挽いたコーヒー粉をFlairのポルタフィルターという容器に入れていきます。この作業をドーシングというらしい。

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Flair Pro2のポルタフィルター

ポルタフィルターと言ったら普通、取っ手がついています。がFlairはこんな感じでアルコールランプみたい。サイズは48mmらしい(未計測)

Flair Pro2にはファンネルという漏斗みたいなやつが付属するので粉はそこそこ入れやすかったですね。

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ポルタフィルタにファンネルを取り付けて…
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タニタの電子スケールで20.0gを測ります

0.1を測るスケールって意外と少ないですね。コーヒー専用スケールも売られているみたいです。重量大事!!

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ドーシング完了!

測って入れてみたものの明らかにポルタフィルターからあふれるくらい入ってて、このままファンネル外したらこぼれますね。本当に20gであってるの??

と思っていたら、次にこの粉を押し込んで無理やりフィルターに詰め込む作業を行います。タンピングというらしい。

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付属のプラスチックのドーシングカップをひっくり返して使うと便利

素早く抜き差しすると風で粉が舞うのでゆっくりやろう。ここでは仮押さえくらいでよいです。

このままタンピングしてもよいのですが、Flair Pro2にはステンレスのタンパーが付属しているのでこれを使って本格的にタンピングしていきます。

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付属のステンレスのタンパー
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ググっとまっすぐの力で粉を圧縮

このタンピングは慣れが必要です。というのも、タンピング次第でエスプレッソがおいしくなるか決まるから。

エスプレッソは細かく挽いたお湯抜けの悪いコーヒー粉ゾーンを、水圧で無理やりお湯を通して抽出させます。この時タンピングが弱いと密度が足りないのでお湯にコーヒー成分があまり抽出されないうちに流れてしまう。かといって粉がキッツキツだと9気圧をもってしても水が通過できず、抽出失敗。最悪、エスプレッソマシン側が壊れます。こわ・・・。あと粉の一部がスカスカだったり、水平になっていないとお湯の浸透が偏るようです。奥が深い。

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タンピング完了

タンピングが終わったら、ポルタフィルターにスクリーンをセットします。

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薄いスクリーン
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スクリーンをセット

これでコーヒー粉側は準備OK!

シリンダーを予熱して抽出ヘッドの準備

Flair Pro2の特徴ともいえるのがこのステンレスのシリンダー。

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シリンダー

本番ではこのシリンダーをさっき作ったポルタフィルターに接続して上からお湯を入れてハンドプレスしていくのです。が、お湯をいくら熱くしてもこのままだとシリンダーが熱を奪ってぬるいエスプレッソになってしまう。

それを防ぐために予熱(プレヒート)します。

方法は簡単。事前にお湯を入れるのです。

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底部分をシリコンキャップでふさいで・・・
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上から熱々のお湯を入れる
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これだと足りない。あふれるギリギリまで入れてOK

これで30秒ほど待ってからお湯は捨てます。

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お湯を捨てたらキャップを外す

これでプレヒート完了。

かなり熱いです。シリコン部分ですら熱いのでびっくりしました。で、予熱したアツアツのシリンダーをポルタフィルターに接続。

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ポルタフィルターに接続

特に力はいらず、スルリとはまりました。

これで抽出ヘッドの完成。ここから抽出までは時間との勝負。一気に進めましょう。

抽出用のお湯を注いで圧力ゲージを取り付ける

ここからは予熱したシリンダーが冷めないうちに抽出まで一気に進めよう。

改めてシリンダー上部からお湯を注いでいきます。空気が入らないよう上までしっかり。溢れるくらいでよいようです。

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お湯を注いだ状態。コーヒーの粉が浮いている…

浮いた粉は気にしないでシリンダーの上部に圧力ゲージをブスっと差し込みます。

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圧力ゲージを取り付ける


これ、中にはお湯があってスクリーン越しに詰め込まれたコーヒーの粉が入っているわけです。この状態で上からゲージを差し込んだらその衝撃でエスプレッソが出てきそうなものですが、そのくらいの圧力だと全然出てくる気配がなかったです。驚き。

Flairのベース部分にセットします。といってもはめ込むだけ。

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エスプレッソ・レディ!

あとはハンドプレスするだけ!ついに来たぞ・・・

エスプレッソをハンドプレスで抽出する

抽出する前に、そこ部分にスパウトという漏斗のようなものをセットします。セットしなくても使えますがこれがあるとエスプレッソが飛び散らないです。

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付属のスパウト

で、あとはゲージを見ながら抽出するだけ。

ハンドプレスで抽出する手順はしっかり決まってます。しかも秒数指定もされているので安心。

抽出の手順:

  1. 2BAR(気圧)に達するまでゆっくりレバーを引き、5-10秒ほど止めてコーヒー粉を濡らす
  2. 6-9Barの間で35-45秒かけて抽出
1の作業は蒸らし作業。この作業をすることでコーヒー成分がより抽出されます。で、2が抽出タイム。35-45秒ずっと6-9気圧で挽き続けることで美味しいエスプレッソが抽出されます。

が今回は30秒で抽出が終わってしまいました。粉の挽きが荒いのかタンピングた弱いか。

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できた!!
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クレマがしっかり出てる

クレマとは上部のクリーミーな泡のコト。イタリア語でクリームの意味らしい。

ちょっと豆のエージングが短すぎたようで炭酸ガスが大量に豆に含まれており、クレマが大量になった模様。でも美味しそう!!

抽出したエスプレッソを飲んでみた

抽出したエスプレッソに砂糖をスプーン一杯入れて、クレマのおかげでしばらく砂糖が浮いているのが良いエスプレッソらしい。

が今回はブラックで飲んでみました。サイゼリアのドリンクバーのエスプレッソとは全然違う味でびっくりしました。苦い中にも酸味がしっかりあるので美味しいというか、深い味わいでした。

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抽出後もぽたぽた落ちるのでキャップなどを横に置いておくとよい

が、豆とか挽き方とかいろいろ改善点があるのでこれから試行錯誤して美味しいエスプレッソを研究していきたいですね。

Flair Pro2を片づける

お片付けについてもちゃんと書きます。

抽出後すぐは熱いので少し待ってから片づけるのをお勧めします。熱い金属をいきなり水で冷やすと変形しちゃいます。

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抽出後に分解したシリンダー
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抽出後のポルタフィルター。粉が膨張している
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抽出後の粉はコーヒーケーキ・ビスケットと呼ばれるらしい

粉はゴミ箱にふん!って降ったら綺麗に落ちていきました。

Flairのパーツはいずれも洗剤使用禁止で水で洗うだけ。これはエスプレッソの味に変化が出てしまう可能性があるからだとか。こだわりが凄い。

あとパーツ数が地味に多いのでちょっとめんどくさいなってなりました

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使った道具を全部洗うと結構な量になる

家事の邪魔になるレベルで展開されているので、僕はステンレスのバットを用意してそっちで乾かすようにしています。

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銀のバットに置くとよりバイクのパーツ感が

ちなみにシリンダーは毎回ここまで分解しなくてもよいようです。が、指で押せば取れるので簡単にはずせますよ。Oリングを痛めそうなので今は毎回外してはいないです。

パーツ数が多く感じますが、何回かやっているうちにそんなに苦ではなくなったかな。

ただ連続抽出する場合にはポルタフィルターの水分を拭き取ったりとめんどくさいのであまりやりたくないかも。セカンドショット用のポルタフィルターが6000円くらいで買えるので連続抽出する場合には買い増しも検討って感じですかね。

レビューは別記事で書きます!

まとめて書くつもりでしたが文字や写真が多くなったので付き記事でよかったことわるかった事、気づいたことを書きます!

まとめ

人生初のエスプレッソマシンとしてFlair Espresso Pro2を購入し、エスプレッソを抽出してみました。

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ハンドプレスって難しいと思っていましたが説明書通りやればとりあえずできた。あと調整方法も書かれていたので今もほぼ毎日、練習しつつ研究しています。

日々の試行錯誤はInstagramの「#ぼっちバイカーのコーヒー記録」で記録してます。

詳しくはまたレビュー記事で書きますが、写真の通りパーツを眺めているだけでもカッコよくインテリアとしても最高に良いのでこの時点で買ってよかったとなっています。

Flair Espresso Pro2の初回レビューでした。

こんな感じ。