ラテはエスプレッソで出来ている

コーヒーやエスプレッソにまつわるブログ

初心者の僕がハンドプレスタイプの「Flair Espresso(フレアエスプレッソ) PRO2」を選んだ理由

こんにちは。

「カフェのような本格的なエスプレッソを家で飲めるようになりたい!」

「家電量販店で買えるデロンギのエスプレッソマシンはなんか普通でつまらない!」

「10万円以上するマジモンのエスプレッソマシンは流石に買えん!」

という矛盾した悩みを持つこと1ヶ月。最終的に僕はハンドプレスタイプのエスプレッソマシン「Flair Espresso PRO2((フレアエスプレッソ プロ2) )」を購入しました。しちゃいました!!

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ハンドプレスのエスプレッソマシンFlair Espresso

お値段4.2万円。冷静に考えるとこれだけで美味しいカフェのエスプレッソが何杯飲めるんだろう?(それ以上はいけない)(だいたい100杯くらいかな?)(3ヶ月ちょっとで元取れる)(実質お得?!)

初心者の僕がFlair Espresso Pro2を選んだ理由

コーヒー初心者の僕ですが、初めてのエスプレッソマシンに「Flair Espresso Pro2(フレアエスプレッソ プロ2)」を購入しました。

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家でエスプレッソが飲めるぞー!やったー!

まだ買って数週間程度ですが、フレアエスプレッソを買うまでにかなり悩んだので同じような悩みを持つ方の背中を押せたらと思い、記事を書きました。

Flair以外に迷った商品、具体的にはソリスのセミオートエスプレッソとROKなどレバータイプのエスプレッソマシンと比べてなぜFlairを選んだのかも書いています。

僕がハンドプレスタイプのFlair Espressoを選んだ理由

ここ一ヶ月ほどずっと「エスプレッソマシンほしい。何がよいかな?」という悩みを抱えており、最終的に僕はハンドプレスタイプのFlair Espresso(フレアエスプレッソ) を選びました。

そもそもFlair Espressoって何?

Flair Espressoが日本に来たのは去年のこと。

クラウドファンディングサイト MAKUAKEで「全米バリスタ王者が公認!極上のポータブルエスプレッソメーカー!自宅でバリスタ体験」というタイトルで出て、結果は大成功で目標25万円のところを約2000万円達成しました。

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この商品の特徴を3つだけ紹介すると。。。

  • ハンドプレスタイプのエスプレッソマシン
  • お店レベルのエスプレッソが作れる
  • 構造がシンプルで故障しない
  • あと、かっこいい!!!!
…思わず興奮して4つ挙げてしまいました。

詳しくはmakuakeのページにすべて書かれているのと、すでに去年発売されてからブログなどで紹介されているのでここでは省略します。

どんなプロダクトなのかはこの動画を見ればわかる

コーヒーにハマってからYoutubeでカフェ動画を漁るのが日課になっているのですが、CAFICTさんの動画が好きです。多くは語らずに映像と音そして最低限の字幕で伝えるので、視聴していると癒されるし作業用としても活用してます。

そんなCAFICTさんがFlair Espressoの動画をアップしていたので紹介。これ見ればどんな感じの製品なのかがわかります。

www.youtube.com


Flairがどういうものかわかりました?

Flair PRO2とNEOとSignatureを比較

Flair Espressoには現在以下3つがあります。


商品名 価格(税込) スペック
FLAIR PRO 2 ¥42,800 オールステンレス製。ダブルショット(56ml)を抽出できる。
FLAIR SIGNATURE ¥33,800 初期モデル。抽出量が最大40mlなのでダブルショットは無理。
The NEO ¥23,078 エントリーモデル。抽出量が最大45ml。コーヒー粉の粒度が荒かったりばらつきがあっても抽出できる専用フィルターがあるので敷居が低い。新商品。
詳しくは公式HPをチェック。

Flair Espresso Japan

家では妻もコーヒーを飲むのでダブルショットのほうが何かと良いと思い、僕はPro2を選びました。

なんでFlair Espressoを選んだの?電動タイプとの違いは?

エスプレッソマシンって高いです。業務用(コマーシャル)だと100万円超えはザラだし、家庭でも使える業務(セミコマ)レベルで10万円からスタート。そう考えると4.3万円は安いと言えます。

・・・でもね?4.3万円って冷静に考えたら高い!

だって4万円あればデロンギのセミオートのエスプレッソマシン 例えばデディカが買えちゃうんです。お釣りで半年分くらいのエスプレッソ豆も買えますね。

家庭用セミオートとハンドプレスマシンの違いは?

家庭用セミオートのエスプレッソマシンは電動でお湯を沸かし、ポンプがエスプレッソの粉に9気圧で抽出してくれます。人間がやるのは水をタンクに入れて、ポルタフィルターという粉を詰めるカップを装着してボタンを押せばエスプレッソが飲める。しかもスチームでフォームミルクも作れるます。

対してハンドプレスタイプはお湯も自分で沸かすし圧力も自分の筋肉が頼りです。つまり安定しない。あと工数が多いので手間がかかるし時間もかかります。ミルクスチームもできません。

ただし理論値的には家庭用セミオートタイプよりもハンドプレスタイプのほうがおいしく入れることが可能らしい。おそらくは蒸らしができるからだと思われます。あと部品点数が少なくメンテナンスが簡単なので衛生的に長期間使えます。

最初はソリスのセミオートタイプのエスプレッソマシンを探していた

僕も最初はハンドプレスなんて全く見えておらず、最近発売されたスイスのブランド ソリスのセミオートエスプレッソマシンがかなり刺さって、当初はコレを買う気満々だったんです。

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ソリスバリスタ グラングストー エスプレッソマシン SK1014

シンプルで業務用を彷彿とさせるデザイン。本格的な58mmポルタフィルターで味はセミプロ級。タンパーやらミルクジャグやら付属品が沢山でかなり魅力的でした。

定価は6.5万円ですがしばらくの間ずっと4.2万円と大幅値下げ状態でした。でも買うか迷っていたら6月に入って価格が6万円まで戻ってしまい…購買意欲が完全に消えました。やっぱりほしいものはその時が買いどきですわね。

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価格コムの価格グラフ

この時点で自分の予算は4万円前後となりました。でその中から探していたときにたまたまこのFlair Espressoを見つけたのです。最初は「え?手で引いてエスプレッソを作るの?w」って感じでした。でも調べるうちにコレはコレでありだなぁって。

そう考えるとFlair Espressoは手放しに「安い!買おう!」というものではなかったですね。

選んだ理由はシンプルさ

僕がこの34年の人生で長く使うことができている道具には共通点があるのに最近気が付きました。それは「シンプルなものほど長く使える」のです。

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Flair Espressoはパーツ点数も少なく構造もシンプル

複雑なニーズがあるこの世の中。便利で兼用できたり、かゆいところまで手が届く便利グッズも多いです。でもこういうのってもっと便利なものが出ると買い直すことになるんですよね。あと複雑な構造故に故障も多い。その点、シンプルでソリッドなものって壊れないし修理も簡単なので長持ちする傾向にあります。

そういう意味でこのFlair Espressoは電気を使わないシンプルな物理の世界。摩耗するOリングだけ交換すれば長く使える(はず)です。

ハンドドリップを面倒と感じないならフレアエスプレッソも大丈夫

フレアエスプレッソで抽出する作業は、ハンドドリップでコーヒーを淹れるのに近いです。感覚としてはハンドドリップにもうひと手間増える程度。

ハンドドリップを面倒と感じないのであればフレアエスプレッソを使うのに抵抗は無いはずです。

もともとはハンドドリップを毎日やってた

僕は今まで「在宅勤務の合間のリフレッシュタイム」としてハンドドリップでドリップコーヒーを淹れていました。

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ドリップコーヒー楽しい

ハンドドリップってめんどくさいし、コーヒーマシンで飲む方のほうが多いと思います。でも仕事の休憩時間でコーヒーを1から淹れていると、別作業に没頭できるので気分もリフレッシュできるし、淹れたコーヒーは美味しい(気がする)のです。

最初はいつまで続くかわからなかったけど気づいたら半年間、ほぼ毎日飽きることなく淹れていました。

なのでハンドドリップがフレアエスプレッソに変わってもそこまで面倒だとは感じませんでした。

フレアエスプレッソは味が安定しないことも楽しむ

ハンドプレスタイプのエスプレッソマシンは「味が安定しない」という意見が多いです。実際、エスプレッソマシンは人間が介入するパラメーター(お湯の温度、圧力のかけ方など)が減るほど安定した味になります。特にお店で提供するなら安定した美味しさが必須なので機械一択になりますよね。

でも僕は自分自身の為にエスプレッソを作るので別に安定してなくても良いのです。

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今も生豆を気分で選びつつ、実験しながらコーヒーライフを楽しんでいます

まずいエスプレッソを作ってもそれもまた良し。だからこそ「あ、今日はうまくできた!」みたいな変化があるので楽しい。

あと「最高のプロの味」を追い求めなかったのは、20万円のエスプレッソマシンではどうやってもガチなカフェの200万円マシンには敵わないってこと。そう考えると4万も20万もどんぐりの背くらべに感じたんです。本当に美味しいエスプレッソはカフェで飲むことにしようかなって。

結局「かっこいい」は正義

ぶっちゃけるとFlair Espressoを選んだ1番の理由は「かっこいい」からです!!

f:id:botti_bk:20210712134217j:plainこんなのかっこよくないはずがないんよ

エスプレッソを作るのってかっこよくないですか?職人気質というか作る人によって個性がでる余地があるっていうか。

エスプレッソはもともとパラメーターが無数に存在しているので本当に深い世界だし、だからこそ試行錯誤して自分なりに美味しいエスプレッソを作る方法を見つけられたらかっこいいなって。全自動でもよいけどハンドプレスで手探りで模索するのも楽しそうだなぁって。

味って人によって感想が違うし、ネットや動画で100%伝わらないです。だからこそリアルな体験と試行回数が必要で、僕の場合一日に二杯くらいですがエスプレッソと向き合う時間を持てるのでチャレンジしてかっこいい自分になれたらなぁと思ったわけです。激寒自分語りです。本当にありがとうございました。

ROKとFlairどっちを買うのが正解?

ハンドプレスタイプのエスプレッソマシンはFlairEspressoだけじゃないです。ROKという似たようなハンドプレスタイプのエスプレッソマシンがあり悩みました。

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ROK エスプレッソメーカー(2.6万円)

一度販売終了したようですが現在はMakuakeで買えるようです。ROKは価格が3万円を切っており正直かなり悩みました。オールステンレスで無骨でソリッドですよね。

でも圧力ゲージがついているのはFlairだけだったのでこちらを選びました。圧力管理できないと味の再現が難しいと感じたからです。

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Flair Espressoの圧力ゲージ

多分、エスプレッソの味をみて良し悪しを判断できるならROKでよいと思います。が、僕の場合それが分からないので、加圧に関しては「基本6-9気圧の範囲で引いていれば問題ない」と考えられるだけで安心。あと、こういうゲージがまたかっこいいんですよねーーーー!!

本当は「lLa Pavoni(ラ・パボーニ)」が欲しかった

で、ハンドプレスのエスプレッソで本当にほしいのはイタリアの「La Pavoni(ラ・パボーニ)」でした。

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La Pavoni PROFESSIONAL PL

ハンドレバータイプのエスプレッソマシンを昔から作ってきた老舗的なメーカー。ハンドプレス界隈のボスです。

上記画像の通り見た目がかっこいいし圧力ゲージも本格的で、しかもこちらはマジモンのボイラーを搭載しているのでミルクフォーマーがあります。ラテアートができる!!

起動時間はややかかるようですが本格的でかっこいい。

ですが…はい。

聡明な読者の皆様であればすでにお察しの通り、お値段がエグいです。アフィリエイトリンク貼っておきますので皆さん買っていただいて、その収益でいつか買おうと思います!()


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17万円って、何?(真顔)

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ちなみにイタリアのサイトなら 620ユーロなので8.2万円くらいで買えます。が電圧が日本と違うのでそのまま使うことはできなそうですがこれならワンちゃん・・・あるか?

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これも悩みに悩みました。でも初めてのエスプレッソマシンで8万円はちょっと僕には敷居が高すぎでした。Flairが2つ買えちゃう!

Flairで物足りなくなったりミルクフォーマーが欲しくなったらアップグレードしてみたい憧れなマシンです。

まとめ

僕がFlair Espresso Pro2を選んだ理由や他に迷った商品について書きました。

そもそもコスパで言えば、カフェで飲んだほうが絶対良いんですよね。機材はもちろんですがコーヒー豆だって高いし、何よりお高い業務用エスプレッソマシンで作るので絶対美味しいです。豆のブレンドや焙煎、グラインドも最適化されているわけだし・・・。

でも家でエスプレッソを趣味で始めたいなら時間がかかるけどハンドプレスタイプは初期費用が安いし機械自体故障も少ない。あとパラメーターが多い分追求しがいがあって長く楽しめます。

ハンドプレスタイプでもコスパならFlair良いと思います。エスプレッソの味がわかっていて淹れ方もわかっているひとならROKのほうが良いでしょうが、初心者なら気圧ゲージ付きのFlairの方が良いかなと思います。

こんな感じ。