こんにちは。
僕は普段、在宅勤務をしているのですが仕事前とおやつタイムに完全にルーティンとなった儀式があります。それはコーヒーを飲むこと。
平日は仕事、休日や仕事外も家で子供三人(しかも末っ子はまだ生後半年)に翻弄される日々ですがこの時間だけは自分に向き合える至高のひととき。
この時間が好きすぎて少しだけ真剣にコーヒーについて考えた結果、自家焙煎(じかばいせん)にたどり着きました。
自家焙煎生活を始めて2週間ほど経過したので感想を書いてみます。カルディのコーヒー豆と比べてどうなの?みたいなのも書きました。
自家焙煎を始めて2週間経過した感想
一言だけ感想を書くとしたら以下に尽きます。「とにかく新鮮でおいしいコーヒーが安く飲める。家で過ごすのが好きなプチコーヒーホリックな人にはオススメしたい!!」
理由を説明する前に簡単に僕がたどった道を紹介。
・・・の前に、コーヒーができる工程をまとめました。「コーヒーノコト、チョットシッテル」という方は飛ばしちゃってください。
コーヒーの工程はざっくり4つ
コーヒーを飲むまでの工程はざっくり4つ。- コーヒー豆(生豆)を収穫する
- 生豆(きまめ)をロースト(焙煎)する
- 焙煎された豆を砕く
- 砕いた豆からお湯へコーヒー成分を抽出する
最初はコーヒー粉にお湯をかける"4"だけを家でやっていましたが、少し前にコーヒーミルを購入して"3"も自分でできるように。挽きたてコーヒーのおいしさに気づき、今回は"2"の焙煎を自分でやってみたよっていう話です。
自家焙煎という言葉を知る
自家焙煎のきっかけは同じはてなブロガーである、りょうさんのこの記事読んだから。ざっくりまとめると以下3つです。
- コスパ最強(カルディは100gで250円だけど生豆なら100gで100円からある)
- 生豆は長期保管(1年!)できるのでまとめ買いOK
- いつも焙煎したてが飲めるので美味しい
・・・毎日飲むならすぐにペイできるだろうし。なにより自宅でできる新しい事として自家焙煎がとても楽しそうに思えたのです。
ということで焙煎道具を探すために我々はAmazon.comの奥地へと向かうことに。
自家焙煎ってめんどくさい(矛盾)
・・・道具を調べていて気付きました。自家焙煎なので自分でやらないといけないです。Youtubeで検索すれば自家焙煎の方法がいろいろありますし、7000円くらいのアイテムからラインナップがあり、極論いうなら鍋だけでも焙煎できる。自家焙煎の敷居は低いようです。
ただ動画見ていて思うのは「めんどくさそう」という一点。
豆が過熱されすぎないように動かし続ける必要があるし、火の強さや豆の状態を常に注視しないといけない。煙も結構出るし、焙煎後も豆を急速冷却するためにうちわでパタパタ扇がないといけないのですがチャフ(豆のカス)がキッチンに大量に飛び散ってるし・・・
日常的に焙煎するならまずはあまりこだわらずに簡単にやりたい。ということで僕は最終的に上記記事でりょうさんがおすすめしていたライソンの全自動のホームロースターを選びました。
ボタンだけで焙煎できるLITHON(ライソン)のホームロースターを購入した
ロースターについて軽く紹介。数年前にクラウドファンディングがきっかけで商品化されたのがLITHON(ライソン)というメーカーのホームロースターです。
珈琲ポットみたいな形ですが自家焙煎機。しかも「全自動」なのでボタンを押せば焙煎から冷却そしてチャフの分離までやってくれます。
・・・すでに沢山のレビューがネットに挙げられているので詳細はネットをチェックしてみてください。
公式の使い方の動画だけ紹介。
僕もまだ使い始めて2週間ですが、使ってみたメリットデメリットそれぞれで感想を書きます。
ライソン ホームロースターのメリット
自家焙煎してみて感じたホームロースターの良さ- 自家焙煎できる
- 電気で動くので火の管理不要
- ボタンを押したら終わるまで放置するだけでOK
- 「浅・中・深」の3種類の焙煎から選ぶだけ
- チャフ(豆の薄皮)が飛び散らないのででキッチンを汚さない
ライソン ホームロースターのデメリット
実際二週間使って感じたデメリットは以下でした。- 1回で焙煎できる量が少ない(1回で60g)ので何回もやる必要がある
- 焙煎・冷却時間は約20分。次の運転までのクールタイムがさらに20分必要なので連続使用には向いてない
- 焙煎度合は「浅・中・深」3コースからしか選べないので味が気に入らなくても使い続ける他ない
1回で60g焙煎できて焙煎後は52gくらいに減ります。コレだと一週間持たないです。
ということで何回か焙煎することになるのですが、連続使用は出来ず20分以上待たないとダメ。ながら作業でも良いのですが20分でできる作業をやってると、焙煎の事をすっかり忘れてしまい1時間後に思い出したりします。下手したら食事の時間まで放置してしまい、妻から「焙煎どうするのー」という声で思い出すレベル。できれば、120g一気に焙煎して1時間待つ、くらいでも良いのでまとめて焙煎して欲しいです。
焙煎度合いについては正直僕にはわかりません。3種類から選ぶだけでも悩むので選択肢が少なくてむしろメリットに感じています。今のところは。
ライソンのホームロースターを使ってみた感想
上記でメリットデメリットは書いたのですが、使ってみた感想も少しだけ。ライソンの音はどうだった?
レビューでもよく出てくる音の大きさ。ライソンの稼動音は結構大きくて「掃除機がずっと動いている感じ」でした。僕は週末のお昼にながら作業でコーヒー豆を焙煎しているのでそこまで気にならなかったですが夜は近所迷惑になるので焙煎する気が全く起きません。
ライソンのにおいはどうだった?
レビューを読んでいると「焙煎のにおいが妻には不評なので外で焙煎してます」というコメントがありました。そんなに臭いの?とちょっと警戒していたのですがいざ焙煎してみたら僕も妻も「コーヒー屋さんの香りだ!!」とテンション上がってました。自家焙煎しているコーヒー屋さんの香りが気にならなければOKだと思います。10分あたりで若干焦げたにおいがするのでそこですかね。
なお僕はキッチンのガスコンロ上に置いて換気扇をぶん回しながら焙煎していたので部屋中がそこまで焙煎くさくなることはなかったです。
ライソンの自家焙煎で焙煎した豆で飲んでみる
自分がライソンのホームロースターで焙煎してみたコーヒー豆で早速コーヒーを淹れてみました。「正直よくわからなかった」という感想がでるかなと思っていたのですが飲んでみるとしっかり違いが判るやつでした。
さすがに100g当たり500-1000円の豆と比べたらかなわなそうですが、そこらのカルディコーヒーファームのような安い豆と比べると明らかに香りが立ってるし、雑味?が少ないので飲みやすい。あと酸味も少ない。なので飲みやすいと感じました。
プロが焙煎したコーヒー豆 >(越えられない壁)> ライソンのホームロースター焙煎 >> カルディで数週間前に焙煎された豆
って感じ。ハンドドリップドリップするときも泡立ちがすごくてイキイキしてます。
※なお焙煎後すぐの豆は炭酸ガスが多すぎるので1週間くらいエージングしてから使うのが普通のようです
もちろん上記は種類が違うコーヒー豆を使っているので単純比較はできませんが、少なくともコスパ高めのカルディよりも安く、おいしいコーヒーを見つけることはできたのでよしとしたい。
あと、焙煎専門家による飲み比べ動画を見つけたので紹介。やっぱりプロの焙煎には一歩劣るが飲みやすい(生豆の良さを出し切れない)ということみたいですね。
ただ僕レベルだと全然そんな感じがしないの。
ホームロースター買うべき?
「家で安定して焙煎したい」「放置して楽に焙煎したい」「キッチン汚したくない」という"コーヒーの意識が高すぎない人"には向いていると思いました。逆にこの商品に向いていない人は「大量に素早く焙煎したい」「自分好みの焙煎度合で煎りたい。こだわりたい」「プロが焙煎した豆を使いたい」という方。向いていないのでもっとちゃんとした焙煎機を買うか、ちゃんとした焙煎所で買う方がよさそう。僕が重視したいのは「焙煎したて」であることだけ。細かい焙煎度についてはその道のプロには絶対かなわないですし競う気もありません。「そこそこ焙煎できていればOK」という感じ。これ以上のおいしいコーヒーを求めるならプロが焙煎した豆を買うと決めたうえで、僕はライソンのホームロースターを購入しましたが今のところ後悔はないです。
まとめ
珈琲初心者が自家焙煎に挑戦してみました。といっても全自動なのでボタン数回押すだけ。めんどくさいことが嫌いな僕でも継続できそうです。
生豆は普通のコーヒー豆より安価に買えるので「いつもコーヒー飲むので安くしたいよ!おいしいコーヒー飲みたいよ!」という人には特に自家焙煎おススメしたい。
こんな感じ。