こんにちは。ぼっちバイカーです。
電動コーヒーミル「oceanrich 自動コーヒーミル G1」を購入して半年経過したのでレビューします。
使用頻度はほぼ毎日1-2回使っていましたのでそれなりにヘビーユーズでした。そして最近、もう少し本格的なグラインダーを購入したのでそのあたりも比較しつつ、使っていて気が付いた良い点と悪い点をレビューしてみます。
電動コーヒーミルoceanrich G1のレビュー
最初に一言でいうと、「oceanRichの電動コーヒーミルは、初めての電動ミルを探している人にお勧め!!」です。詳しいレビューの前に、この商品の特徴を紹介します。
oceanrich G1はどういう商品?
電動ミルと一口に言っても用途やシチュエーションによって様々です。このoceanrichの自動コーヒーミルG1の特徴を紹介します。
- 小さい
- 臼式
- 挽く粒度が5段階
- コードレス(充電タイプ)
このサイズ帯のミルはたいていプロペラ式なのですがこの製品は臼式というのも特徴の一つ。(プロペラ式より臼式のほうが粉が均一に挽けるので性能が高い)そしてコードレスで充電タイプなので家のコンセントのある場所に設置する必要がないし、アウトドアなど外で使うこともできます。
ホッパーには最大20gのコーヒー豆を入れることができます。付属品は本体以外に10gを測れるメジャースプーンとクリーニングブラシ、あと充電用のUSBケーブルと滑り止めシート。一年間の保証もついています。
当然プロペラ式よりも複雑な構造になるので高価になりますが、「電源がない場所でも臼式の本格的なコーヒーミルが使いたいけど大きいマシンはいらない」という人にはドンピシャなアイテムです。
僕がoceanrichを選んだ理由は大きさ
僕は外で使う予定はなかったのですが、何よりも「場所をとらない」という部分にメリットを感じました。コーヒーは好きだけど毎日飲むほどでもないのでできるだけ大きいキッチン家電を増やしたくない。けどプロペラ式のコーヒーミルじゃなくて臼式で!!
そういう条件で調べたところ、このoceanrichが刺さったのです。
oceanrichのレビュー
といことで、oceanrichの電動ミルの良い点と悪い点を書きます。oceanrichの3つの良い点
箇条書きするとこんな感じ- 手軽に使えて美味しい!
- ミル部分は水洗いできるので微粉が残らない
- 1回の充電で1週間使える
良い点1. 気軽に使えて美味しい!
仕組みは本当に簡単です。コーヒー豆をホッパーに入れてモーター部分を接続したら挽く細かさを設定してボタンを押すだけ。豆はホッパーに入る上限でだいたい22gでした。
挽いたコーヒー粉を貯めるガラスの容器があるのですが、この容器を洗うのがめんどくさいので僕は途中からこの容器は使わずにペーパーフィルタに直接落としていました。
コンセントの位置も気にしなくてよいのでミルを置く場所も決めなくてよいし、どこでも挽ける。とにかく気軽に使えるので気づいたらほぼ毎日使っていましたね~
挽きたてのコーヒーって美味しい!!
今までカルディで粉で買って一か月かけて消費していたのですが、飲む直前に豆を挽いたコーヒーって本当に美味しい!って気づきました。同じカルディの豆で飲み比べてみたのですが、直前で挽いた方は酸味が少なくボディ感というか深みのような情報が多い。同じ種類の豆でも鮮度が違うと素人の僕にもわかるくらい違いがありました。
コーヒーを美味しく飲む第一歩はコーヒーマシンではなくコーヒーミルなんじゃないかな。(もちろん大前提として新鮮なコーヒー豆が大事ですが。。。)
あと地味に良いのが挽き終わると自動的にマシンが停止するのがよかった。放置できるので地味に楽。
良い点2. ミル部分は水洗いできる
前回挽いた豆の微粉がミルに残るの気になりませんか?僕はすごく気になります。このoceanrichのミルは「モーターが入っている部分」「ミル本体」「挽いた粉をうける容器」の3パーツで構成されています。そのうち微粉が付くのはミル本体と粉を受ける容器。その二つとも水洗いOKなのです。これはうれしい。
コーヒー豆を挽き終えたらモーター部分を外し、ミルとガラスコンテナを流水で洗い、ミルに詰まった豆がないかをチェックしつつ綺麗にできます。
手でミルを回ればOK。たまに刃に豆のかけらが引っかかっているのでそういう時はミルの裏側からふん!っと押すと豆が砕けて回るようになります。
水洗いできるのは刃がセラミック製なので錆びないからできようです。水洗いしてから2時間もすれば乾くのでいつもマシンを綺麗に保つことができますし、洗う手間はそれほどかかりません。
良い点3. 1回の充電で1週間使える
カタログスペックではフル充電で20杯分挽くことができると書かれています。実際に数えたことはないのですが週末に一度充電しておけば翌週までは充電しないで使えるで十分といえます。
半年間ほぼ毎日使ってきたからか、最初よりもバッテリ切れになるまでの期間が短くなっている気もしますが、半年経った今でも1週間は何とか使えています。
長く使う場合にはバッテリ寿命で徐々に使える期間が短くなることが予想されます。ですが最悪、普段はずっと充電器に挿しておけば使えるのであまり心配しなくてもよいのかなぁと。
oceanrichの3つの悪い点
続いてoceanrichの気になった点というか悪い点。みんなこっちのほうが知りたいはず。僕が気になったのは以下3つでした。
- 挽くスピードは遅い
- 充電しながら使えない
- メッシュのばらつきは結構ある
悪い点1. 挽くスピードが遅い。本当に。
これはマシンの大きさが小さいことのトレードオフなので仕方がないのですが、豆を挽くスピードは遅いです。かなり。特に、粒度が細かくなるほど指数関数的といってもよいほど長くなっていきます。具体的な数値を計測したので共有します。比較対象として少し前に買い足したボダムのBISTROというコーヒーグラインダーを同条件の豆を挽いて比較しました。
挽いたのはコーヒー豆20gでメッシュはoceanrichの5段階厨2番目に細かい粒度。ボダムはその粒度に目視で合わせました。で、結果はこんな感じ。
oceanrich G1 | 1分44秒 |
ボダム BIDDTRO | 9秒 |
比較対象にならないくらい結果に差がついてしまいました。冗談かと思いつつマジでこのくらいかかるのです。
が先に書いておくと、ボダムのミルは大きさがoceanrichの3-4倍くらいあるし電源ケーブルで動作するモデルなので大きく差が出るのは当たり前です。
あと、正直ミルで挽いている時間はあまり重要ではないです。お湯を沸かしつつミルをスタートすれば沸騰するよりもずっと先にミルが挽き終わってます。なので差はあるけど支障はあまりないのです。
あと、コーヒー豆を挽く時は高速だと熱をもって豆が悪くなったりすることもあるそうなので、この商品はゆっくり挽くようにあえて設計されているのかもしれませんね。
悪い点2. 充電しながら使えない
これ完全に盲点だったのですが、oceanrichのミルは充電しながら使えないのです。まぁ1週間に一回充電すればよいのですが、たまに充電し忘れてて、お湯沸かしつつ「いざ!挽くぞ!!」と思ったら挽いている途中で電池切れになったことが何度もありました。充電しながら使うことができればよかったのですができません。なのでこうなったら充電がある程度進むするまで待つしかない。が、少なくと5分10分充電しても満足に挽くことができないので短気な僕はもうコーヒーを飲むことをあきらめ、ココアとか別のドリンクに切り替えてしまうのです。これが結構ストレス。
なお満充電までに3時間ほどかかり、満充電の状態で20杯分(1杯あたり15gの中挽き)可能です。が半年使うことで明らかに充電の減り具合が速くなっている気がしなくもないです。使えば使うほど、充電切れが怖いので常時充電しておくスタイルになりそうですね。
悪い点3. メッシュのばらつきは結構ある
「メッシュにばらつきがある」とは挽いたコーヒー粉の粒度が一定ではない状態のこと。もちろんある程度は一定なのですが、たまに大きな粒が紛れているので気になりました。まぁ、僕程度だとこの大きい粒が紛れていることでどのくらい味に変化があるのかわからないし気づくこともできないと思うのですが、何となく気になるので書いてみました。
oceanrichの5つの粒度をそれぞれ挽いてみた
せっかくなので、同じ豆を3gずつ、5つすべての粒度で挽いてみました。参考にしてみてください。一番細かい粒度でもエスプレッソは素人目に見ても無理ですね。荒い分には結構荒い(?)のでフレンチプレスはできそう。あと上記で書いた通りちょこちょこメッシュにばらつきがあるのは気になりました。ただ初心者が楽しむ分にはそこまで気にしなくてもよいのかな?とも思っています。
5段階しか粒度設定できないが僕はそれが良かった
粒度の設定は5段階しかないのですが粒度の間隔が割とあるので幅広く対応できると感じました。なにより、素人の僕には無段階とか20段階とか選択肢が多いよりも5段階くらいのほうが気軽に粒度を変更して試せたのでよかったとすら感じています。
・・・
いいところ、悪いところはこんな感じ。
まとめ
oceanrichの電動ミルのレビューを書きました。万能ではないですが「省スペース・初心者には十分なスペック・持ち運びできる」という点でこれからコーヒー生活を始める方やアウトドア用に電動ミルを探している方には十分満足できるスペックだと思います。
正直こだわりが強い方には向いていないかもしれません。スピードは圧倒的に差がでてました。ただ、小型でケーブルレスでも使える電動ミルとしては優秀なので刺さる人には刺さる商品でした。
こんな感じ。