ラテはエスプレッソで出来ている

コーヒーやエスプレッソにまつわるブログ

【レビュー】ベルマン CX-25を半年間毎日使った結果、手放した理由

こんにちは。ぼっちバリスタです。

ブログタイトルの通り僕はエスプレッソが、そしてカフェラテが好き。そしてカフェラテは「エスプレッソ + スチームしたミルク」で出来ています。

このスチームしたミルクを作るために半年ほど「ベルマン CX-25」を使って来ました。ほぼ毎日ラテを作り、ラテアートを練習してきましたがついにベルマンをメルカリに手放しました。

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メルカリに手放したベルマンCX-25

僕がなぜベルマンを購入し、なぜ手放したのかをレビューとしてまとめて書きます。

僕がベルマンを選んだ理由

まずは購入した経緯をば。

僕がベルマンCX-25を購入した理由は簡単。「フレアエスプレッソでカフェラテを作りたかったから」です。

・・・

通常のエスプレッソマシンにはデロンギのセミオートエスプレッソマシンでもミルクフローサーというスチーマーが標準搭載されています。ですが、僕が使っているハンドプレス式のフレアエスプレッソでは電源がないので当然ミルクスチーマーはついていません。

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マニュアルエスプレッソ「FLAIR PRO2」

セミオートよりも自由にエスプレッソを抽出できるのですが、カフェラテを作る場合にはスチームミルクを別で用意する必要があるのです。

ミルク泡立て器はラテアートが全然出来なかった

おそらく、フレアエスプレッソでカフェラテを作る際に最も有名なミルク泡立て器は「ナノフォーマー」だと思います。

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Nano Foamer

僕がミルクフォーマーを探している時期はナノフォーマーが売り切れており、代わりにカリタのミルクフォーマーを購入しました。

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カリタ Kalita ミルクフォーマー


購入してしばらく使いましたが結論としてカフェラテ初心者の僕には全くだめでした。ミルクが泡立ちすぎて「スカスカな空気が入りすぎた泡」が出来てしまい、ラテアートどころではない。使い方の問題だとは思いますが、"ラテアートに適した理想的なミルク"を知らない僕にはどうして良いのか全然わからなかったのです。

ということで「ミルク泡立て器は所詮ニセモノ。蒸気を使ってスチームミルクを使って初めてホンモノのカフェラテだろうが」と道具のせいにする最低な僕はスチーマーを探しました。

ミルクをスチームする専用品はほぼ一択だった

ようやくベルマンの話になるのですが、そもそも「ミルクスチーマー専用マシン」は日本だとほぼ一択。そしてミルクスチーマーにかける予算が高くても2万円くらいだった僕にとってはベルマンCX-25が唯一のミルクスチーマーでした。

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購入したベルマンcx-25

ミルクスチーマーの需要は割とあると思うのです。でもやはり「蒸気を扱う」ってやけどする危険もあるので安全な家電としては色々難しいのかなと。

ちなみにアリエク(AliExpress.com)だと他のスチーマーも色々ありましたのでベルマン以外で探している人はアリエクをチェック。中国語ができるならアリババとかでもっと出物が見つけられるかも?

ベルマン CX-25ってどんな商品?使い方を紹介

ベルマン CX-25を一言で説明すると「密閉した水をコンロで熱して内圧を高め、蒸気を使ってミルクをスチームするマシン」。あとミルクだけじゃなくエスプレッソも抽出出来ます。というか本来はエスプレッソマシンとして売られてますね。

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ベルマン cx-25

コンロを使うので電気がいらない、つまりアウトドアでも使えます。ここ数年のアウトドアブームでこの商品も注目されているようで、メルカリなどのフリマサイトでも結構良い値段で取引されています。

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ベルマンの構成パーツ
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パッキンがついた内蓋


こんな感じでパーツが結構あり、水を入れたらパッキンがついたパーツを組み立てて、しっかり蓋をします。

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これで完成

組み立てたら、あとはガスコンロで温めるだけです。

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ベルマンcx-25をコンロで使う

上の写真でも分かる通り、フレアエスプレッソのお湯を沸かすのと並行して温めます。

細かい使い方は説明書を熟読してほしいのですが、コンロで温めるときには「メインのバルブを締める。ミルクスチーマーのバルブを開放する」を忘れずに行います。こうすると中の水が沸騰し始めめると弱い蒸気がミルクスチーマーのノズルから出始めます。

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スチーマーのノズル

ノズルから蒸気が出始めたら、ミルクスチーマーのバルブを締めて蒸気の圧力をかけていきます。

時間はコンロのカロリーにもよりますが水の量が少なめなら5分くらいで水が沸騰し始め、ミルクスチーマーのバルブを締めてから5分くらいで使えるようになります。使えるようになると「プシュー!!!!」と安全弁から蒸気が出て減圧されるので放置しても爆発することは無いはず。

あとは、冷たいミルクをミルクジャグに入れ、ジャグをスチームノズルに入れてスチームするだけです。

ラテアートに適したエスプレッソを抽出する必要があるし、ラテアートに適したミルクを作るのも練習が必要。そしてラテアートを描くのはもちろん練習が必要。

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人生初(左) 3ヶ月後(右)
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4ヶ月後(左) 半年後(右)


この手の習得は要領が悪い僕ですが何も考えずに継続するだけでもここまでは出来ました。

細かい部分は置いておいて、大前提として「ベルマンを使えばラテアートができるようになる」ことが伝わればここではOKです。

ベルマン CX-25の良かったこと

良かったことをつらつらと書いていきます。

ホンモノのカラフェラテが家で楽しめる

何がホンモノなのかはさておき、カフェラテが美味しいカフェでミルク泡立器を使っているお店は無いと思います。

そういう意味で、蒸気で作ったスチームドミルクを使ったカフェラテはホンモノといえると思います。

細かい話を書けば、スチームのパワーやノズル、チップの形、穴の数など違いがあります。でも蒸気で作ったスチームミルクは作ることができるのです。実際、カリタのミルク泡立て器とは全然違うミルクでした。

良い悪いではなく、あくまでやり方の違いなのでどちらが美味しいとかそういう話は今回はしません。

アウトドアでもカフェラテが作れる

フレアエスプレッソとこのベルマンCX-25があれば、アウトドアでホンモノのカフェラテを作ることができちゃいます。電源いらないのは強い。

アウトドアのコンロだと自宅のコンロと違って火のカロリーが低いので普段よりも時間がかかりますがスチームすることは出来ました。

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アウトドアでラテ作れるのすごい

冬にグランピングしたのですが、友達に温かいカフェラテを振る舞ったときに盛り上がったのでアリです!

スチームパワーは結構強い

これはどのくらい加熱するかにもよりますが、安全弁がプシュプシュ鳴るくらい限界まで加熱してからスチームするとかなり勢いが強い蒸気が出て、ミルクをスチームしていてもすごい勢いで撹拌されました。

流石にプロのマシンに比べたら弱いと思いますが、少なくともデロンギなど家庭用エスプレッソマシンに付いているスチームと比べたらだいぶ強い部類だと感じました。

ということで、ちゃんと使えるようになればベルマンでも家庭でカフェラテを楽しめると思います。これで1.5万円はアリだと思います。

ベルマン CX-25の悪いところ

冒頭で書いたとおり僕はベルマンを売却しました。気になる点がいくつかあったからです。

とにかく手間がかかる

これは仕方が無いことなのですが手間がかかります。

具体的には、、、ミルクをスチームするために「水を入れる→パーツ組み立て→コンロで加熱→沸騰し始めたらミルクスチーマーのバルブを締める→安全弁が鳴り出すタイミングをエスプレッソ出来上がりに合わせるために火をコントロール→蒸気を出してミルクをスチーム→終わったら内圧が下がるまで蒸気を開放→温度が下がるまで放置→分解・洗浄→パーツそれぞれを乾かす」を毎回しないといけません。

何度もやれば体が覚えるのでストレスは減りますが、たまに寝ぼけていたりすると蒸気工程をミスしてエスプレッソとタイミングが合わなくなります。

スチームするのが大変

蒸気を出すときはバルブを緩めます。蒸気を出始めると内圧が抜けるので圧力を維持するために火をつけっぱなしにしています。それが結構熱いのです。

そしてバルブ2回転くらい回さないと蒸気のフルパワーが出ません。このバルブが結構硬いのでしっかり握って強めの力で回す必要があります。で、このときにたまにスッポ抜けるとベルマン本体がゴロン!と動き、コンロ五徳から落ちます。火がついたコンロから落ちるのは結構怖いです。スチームしている途中でコンロから落ちて蒸気手に当たりそうになって死ぬほど怖かったです。

落ちないように五徳とベルマンの間に金属のメッシュをかませるのが良いと思うのですが忘れており、最後までこの恐怖と戦いながらスチームしてました。

スチームワンドが細いのでミルクが焼き付く

普通のエスプレッソマシンのスチームワンドは太めでスチームの際にミルクが外側についても濡れたタオルで拭けば簡単に取れます。

でもベルマンのスチームワンドは非常に細く、ほぼ毎回スチーム後には外側にミルクが軽く焼き付いており、タオルで軽く拭き取る程度では取れません。

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ベルマンのスチームワンド

なので使い終わって減圧後、温度が下がってからほぼ毎回スポンジでゴシゴシして物理的にミルクを落とす必要があり、これがかなりストレスでした。

また、このワンドのチップ(先端)は外すことができるのですがワンドとチップの間の結合部分に毎回汚れカスが付着していました。これは他のエスプレッソマシンもそうかもですがかなり気になりました。

内圧がどのくらいかかっているのかわからない

ベルマン CX-25を買ってから色々調べたら、内圧系がついたモデルCX-25pがあることがわかりました。日本だとほぼ流通していないようです。

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ベルマン CX-25P

コンロで加熱していると内圧がどのくらいかが全くわからないのでシンプルに怖い。あとミルクをスチームするときにどのくらいが適正なのかがわからない。僕は結局限界まで内圧を高めてからスチームしていましたがそれが正解だったのかすら不明。内圧系があれば色々な圧力で試すことができたので再現性が高くなったはず。

なおCX-25SPというモデルもあるようです。こちらはエスプレッソ抽出が出来ない、完全にミルク専用スチーマー。

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CX-25SP

深めに調べると圧力計を魔改造で取り付けている方もいるようです。

取り付けミスすると爆発する

これは僕の使い方が悪かったのが原因で商品が悪いわけではないのですが、半年で2回ほど「加熱中に爆発してベルマンが吹き飛んできた」ことがありました。

原因はパーツのパッキン取り付けが甘かったことでした。加熱して内圧が上がった瞬間に緩んだパッキンの隙間から一気に圧力が放出されたことで爆発。熱されたベルマンがこちらめがけて飛んできたのです。

これ本当に怖かったし、妻がこれを見てからというものベルマンを使っていると毎回不安がるようになってしまいました。

何度も書きますが僕が悪いのです。でも、ほぼ毎日使うもので寝ぼけて使ってしまうこともあり、1つのミスで怪我ややけどする可能性があるのが怖い。特に子供もいるので子供にあたったりしたら一生後悔します。あとパッキン類は劣化するので爆発リスクを考えて早めに交換が必須です。

ということでポカをよくやる僕にはこの点が怖いと感じました。

ベルマンCX-25感想まとめ

ベルマンの良かった点と手放した理由を書きました。

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ベルマンの良かった点

  • ホンモノのカラフェラテが家で楽しめる
  • アウトドアでもカフェラテが作れる
  • スチームパワーは結構強い

ベルマンの悪かった点

  • とにかく手間がかかる
  • スチームするのが大変
  • スチームワンドが細いのでミルクが焼き付く
  • 内圧がどのくらいかかっているのかわからない
  • 取り付けミスすると爆発する

まとめると「お店レベルの本格的なカフェラテを作ることが可能。ただし使うのに手数が多いのとメンテナンスが面倒でかつミスした時のインパクトが大きい」です。

これを買うのが向いている人は、たまにカフェラテを飲む人・アウトドアで使う人ですね。たまに使うなら多少手間がかかってでも美味しいほうが良いです。

向いていないのは毎日カフェラテを飲む人。マニュアル式はパーツ数も多く清掃も手間がかかるので毎日使うのは結構大変です。

性能自体はかなり良いともうので手間がかかっても美味しいラテを飲みたい人は是非試して見てください。メルカリでも割と高値で売れるので使ってみて決めるのもありだと思います。

こんな感じ。